スペインの財政危機と欧州への影響

以前このブログで、米国は破綻寸前!
すでに、地方自治体の破綻や郵政公社のデフォルトが始まっている
というお話をしました。

アメリカの自治体破綻と郵政公社のデフォルト、そして侵略戦争の顕在化
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20120803/1343958690

この財政破綻の波、どうやらヨーロッパでも始まっているようです。

スペインのバレンシア州、支援要請額が約45億ユーロに増える公算
マドリード 30日 ロイター] 多額の債務を抱えるスペインのバレンシア州のファブラ州知事は30日、中央政府に対し当初の予想より10億ユーロ多い約45億ユーロ(56億ドル)の支援を要請する公算が大きいことを明らかにした。
ファブラ知事は国営ラジオに対し、要請額のうち16億ユーロは債券発行、20億ユーロは債券償還、残りは州内の財政費用と説明した。
スペイン政府は7月に地方政府向け180億ユーロの緊急融資枠の設置を決定。これまでに支援要請を表明していたバレンシア州ムルシア州に続き、今週に入りカタルーニャ州も支援要請を表明している。
ロイター 8月31日(金)0時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000002-reut-bus_all

アンダルシア州も財政支援要請へ=中央政府に980億円―スペイン
【パリ時事】スペイン南部のアンダルシア自治州政府高官は3日、中央政府に財政支援を要請する方針を明らかにした。現時点で10億ユーロ(約984億円)必要だという。AFP通信が報じた。
スペイン政府は7月、財政難に陥った地方自治体を支援する180億ユーロ規模の基金創設を決定。アンダルシア自治州高官は「基金にアクセスする条件確定前にも現金が必要だ」と述べ、早期の支援実行を訴えた。 
時事通信 9月3日(月)22時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000147-jij-int

財政破綻は地方から始まるなんて良く言いますよね?
スペインでまさにその兆候が出始めているようです。

まずは、バレンシア州中央政府に支援要請!
そして、その次にはムルシア州が続き、そして何とバルセロナのあるカタルーニャ州まで。

日本で言えば、地方自治体で最大規模を誇る東京都が
財政破綻寸前で中央政府に泣きついているようなものです。

そして、9月に入り、今度はアンダルシア州も・・・。

スペインの噂はチラホラ聞いていましたが、
想像以上にヒドイ状態に入っているようです。

スペインが倒れたら、その経済規模から欧州全体に影響が及ぶでしょう。
今後の情勢に、大いに注目したいところです。


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