胡錦涛派と習近平派の暗闘

昨日の投稿で、今後の政局は胡錦涛派が握る公算が高いというお話をしました。

胡錦涛主席の引退と今後の中国の政局
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20120904/1346768718

ところが、ユダ米のクリントン国務長官の訪中で勢いづいてしまったのか
ユダ金&習近平一派が必死で巻き返しを謀っている模様です。

中国次期指導部人事めぐり胡主席の側近起用案が相次ぎとん挫
[北京 4日 ロイター] 中国共産党の次期指導部人事をめぐり、側近の要職抜擢を模索する胡錦濤主席の思惑が相次いでとん挫していることが、関係筋の話で4日明らかになった。次期トップが内定している習近平国家副主席にとっては、胡主席の息のかかった側近が政権中枢から外れることで、政権内での影響力強化につながるとみられている。
関係筋によると、胡主席は側近である胡春華内モンゴル内蒙古自治区党委員会書記を中央政治局常務委員会の委員に起用したい意向だったが、党幹部からの反対に遭い、党規違反で重慶市トップを解任された薄熙来氏の後任に充てる公算が大きくなっている。
胡春華氏は、習副主席の後を継ぐ有力候補と目されている人物。
週末には、胡主席に近い幹部の子息が、高級スポーツカーを運転中に事故を起こしたことから、同幹部が降格されたことが明らかになっている。
事故を起こしたのは共産党中央委員会の令計画委員の子息で、同委員は週末に要職の中央弁公庁主任の地位から降格となった。
事故では死者が出ているとされており、党エリートの子息による事故というスキャンダルは、ネット上で多くの憶測を呼んでいるという。

胡春華氏が実際に重慶市トップに横滑りすれば、胡主席の当初の目論見が外れることになる。
関係筋の1人は「胡主席の敗北は、習副主席の勝利」とし、習副主席を取り巻く環境が改善しているとの見方を示した。
中国経済の減速が鮮明となる中、政府には成長押し上げと社会改革実施への圧力が高まっており、胡主席の慎重路線を踏襲する側近が政権中枢に入れば、習副主席の政権運営をより難しくする恐れがある。
そのため今回の動きは、党内の合意形成過程で、習副主席の影響力が増している兆候とも受け止められる。
ただ、中央政治局常務委員会の陣営も含め、指導部人事は、依然として流動的な情勢とみられている。
関係筋によると、胡主席胡春華氏の人事について、金融の中心である上海市の党書記に起用したい意向。重慶市トップよりも名誉あるポストとされるためだが、その見込みも低下しているという。
2012年 09月 5日 04:36 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE88301R20120904?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0

さてさて、昨日も書きましたが、
中国の政治は中央政治局常務委員会の合議制で決まります。

つまり、中央政治局常務委員会の多数決で決まるようなもの。

そこで、胡錦涛氏は、自分の完全引退を条件に、委員の人数を現状の9人から7人に変え
過半数の4人を押さえて、次期国家主席習近平=ユダ金を抑え込もうとしている訳です。

その内訳は、下記の通り。

▼中央政治局常務委員会

胡錦涛派(=北京閥共青団、反ユダ金)
李克強(首相)
劉延東全国政治協商会議主席)
李源潮(国家副主席)
汪洋(党中央規律検査委員会書記)

習近平派(=上海閥太子党、ユダ金)
習近平国家主席
兪正声全国人民代表大会常務委員長)
王岐山(筆頭副首相)

上記のニュースに出ている胡春華氏は、
万一中央政治局常務委員会が9人になってしまった時に、
胡錦涛氏が5人目の委員に充てようとしていた人物のようです。

しかも、7人で済んだ場合は、ナント上海市のトップに据えるつもりだったようです。
これをされては、上海が本拠地のユダ金はたまったものではありません(笑)

そこでどうやら、ユダ金一派は胡春華氏の子息に死亡事故を起こさせて、
現在の地位から引きずり下ろそうとしているようです。

相変わらず、ユダ金ってバカで欲にストレートだから、分かりやすいですよね?
中国のネットでも、もうバレてしまっているようです(笑)

これで、胡春華氏の追い落としに成功したら、
今度は、中央政治局常務委員会を9人にして、
何とか習近平派=ユダ金派をねじ込もうとする。

上海市長にも、ユダ金の傀儡をつけようとするといった感じでしょうか?

さてさて、バカ丸出しのユダ金さん!
胡錦涛さん相手に、どこまで出来るか生温かく見守ってまっせー(笑)


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