北朝鮮の移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)とアメリカの思惑

北朝鮮が移動式の大陸間弾道ミサイルを開発したそうです。

なんでも、アメリカの領土まで射程に入るような、長距離タイプだとか。

北朝鮮、移動式ICBM開発か 米朝の新たな火ダネに
【ワシントン=古森義久北朝鮮が米国領土に届く新型の移動式大陸間弾道ミサイルICBM)を開発中だ、との情報が6日、米下院外交委員長らにより明らかにされた。国防総省もこの新型ミサイルの配備が始まりつつあるとみており、米朝間に新たな緊張の原因が生まれたといえる。
下院外交委のロスレイティネン委員長は同日、「北朝鮮が米国領土を攻撃する能力を持つICBMを製造しているという新たな情報を得た」とする声明を出した。委員長は、車両で道路を移動できる外部からの探知が難しい新型ミサイルだと述べた。その上で、米政府が北朝鮮への制裁をさらに強化することを求めた。
一方、下院軍事委員会のターナー議員ら5人もパネッタ国防長官に11月中旬に書簡を送り、北朝鮮が米国領土を直撃できる新型の移動式弾道ミサイルを開発中だとし、ミサイル防衛の主眼を欧州から米国に移すよう要請したことが判明した。
この書簡も「北朝鮮の新型移動式ICBMの脅威」を明記したうえ、ミサイルの開発についてゲーツ前国防長官とパネッタ国防長官が下院軍事委に非公開で伝えた経緯を説明している。
議会筋によると、パネッタ長官が下院軍事委に伝えた北朝鮮の新型ミサイルは、中距離弾道ミサイル「ムスダン」の改良型だという。ムスダンは2010年10月の朝鮮労働党結党記念日の軍事パレードで公開されたとされる。米国本土に届くICBMとしては「テポドン2号」が知られているが、ムスダン改良型も同様に米国攻撃が可能とされ、特に移動式のため、米側からの探知がより難しく、それだけ脅威の度合いも高くなるという。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/amr11120718250005-n1.htm


北朝鮮が、長距離タイプの移動式大陸間弾道ミサイルを入手したのは事実でしょう。

ところが、さすが産経インチキ新聞!

「あんな国が独力で、そんな物開発出来る訳ないじゃん」とか
「そもそも、北朝鮮ってアメリカの属国なのに、アメリカが脅威を感じる訳ねーだろ(笑)」とか

ツッコミどころ満載です!


そこで、この記事をしっかり直訳すると・・・

アメリカの属国である北朝鮮は、このたびアメリカかイスラエルあたりから、
長距離タイプの移動式大陸間弾道ミサイルをゲットしました。

このミサイルはアメリカに届くぐらいだから、
当然韓国や日本にも届いてしまいます。

しかも、移動式なので在韓・在日米軍でも探知が難しいから、
韓国軍や自衛隊で、新しい探知システムや迎撃兵器を買わないとマズイんじゃない?

てか、買え!


ちなみに、ロシアのメディアでは、この辺をしっかり書いています!
メディアってのは、このぐらい正確じゃないとねー。

北朝鮮のミサイルはイランよりも恐ろしい
ロシア科学アカデミー極東研究所韓国研究センターのアレクサンドル・ジェビン・センター長は、今回米国議会に示された情報は、すでに知られているものであったとして、次のように話している。
この情報自体は、新しいものではありません。ロバート・ゲイツ前国防長官が1月に中国を訪問した際にも、すでに述べられていました。またゲイツ前国防長官は、夏にもこのことについて発言を行っています。米国は、戦略的に重要な地域においてミサイル防衛発展を促すための言い訳として、情報を使っているだけに過ぎないのです。
今回、北朝鮮のミサイル脅威についての情報に触れられたタイミングは、米国の北朝鮮担当特使グリン・デヴィス氏が韓国、日本、中国の訪問を行う前夜に当たっている。特に韓国および日本に対して、ミサイル技術の更なる発展を促していくためには、このような北朝鮮の脅威が必要となるわけだ。

http://japanese.ruvr.ru/2011/12/08/61825587.html


つまり、北朝鮮担当特使が韓国と日本を訪問する目的の1つが、新しいミサイル防衛システムの押し売り!

そのために、わざわざこのタイミングで
古い情報を持ちだしたってのが真相です。


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