TPP参加の影響は? デメリットと問題点を再検証!

このところ議論が紛糾しているTPP参加問題。
政府は参加交渉のテーブルに着く事を決めたようです。

そこで、今回のテーマは、TPP参加の影響とデメリットや問題点についてまとめました。

野田首相、TPP交渉参加の意向固める 11月のAPEC首脳会議で関係国に交渉参加を伝達へ

フジテレビ系(FNN) 10月29日(土)21時7分配信
野田首相は、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加する意向を固めた。11月中旬にハワイで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議の際に、関係国に交渉参加を伝達する方針。
政府関係者によると、野田首相は、TPP参加に慎重な鹿野農水相と、10月だけで数回極秘の会談を重ねてきた。
鹿野農水相は、最終的に交渉参加を容認する考えを示唆し、これを受けて野田首相は、APECで交渉参加を表明する意向を固めた。
民主党内では、慎重派が攻勢を強めているが、野田首相は11月4日をめどに、交渉参加容認の方向で意見集約したい考え。
その後、記者会見などの形で交渉参加方針を国民に説明し、そのうえで、APECに臨む方針。
しかし、慎重派が猛反発するのは必至で、政権運営に影響が出る可能性もあるとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20111029-00000523-fnn-pol

国際外交において、交渉のテーブルに着くという事は、
「条約を結びます!」という意思表示という慣行になっています。

つまり、APECで「交渉を始めましょう!」と関係国に伝達した瞬間に、
「TPP参加」という事になります。

この時点で、推進派が言っている「とりあえず、交渉のテーブルに着こう!」
なんて言葉は、かなり国民をバカにした発言ですよね?
子供だましにも、ほどがあるって感じでしょうか。

人気ブログランキングへ


さてさて、そんなアホらしい事をしないと通らないようなTPP。
以前このブログでも書きましたが、日本にはほとんどメリットはありません!

8分で理解出来るTPP

TPP参加のデメリットとは?
(1)TPPは米国が日本での活動を拡大するために推進しているもので、日本は得るものよりも失うものの方が多い。

(2)日本経済のわずか17.6%を占める製造業にとってはメリットがあるが、残りの82.4%には弊害の多い施策である。

(3)日本がTPPに参加すると、日本の農業は壊滅的な打撃を受ける。日本の農業を外国資本が支配することになることは明白である。

(4)日本がTPPに参加すると、公的医療保険による医療のフルカバーが破壊され、医療に貧富の格差が持ち込まれることになる。

(5)日本国土の32.1%しかない可住地の37.8%を農耕地が占めている。農業が破壊されれば、美しい日本の農村風景も破壊される。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3d04.html


こんな、日本にとってデメリットだらけのTPPを、
どうして、野田政権は推進してしまうのでしょうか?

それは、首相をはじめとして、アメリカの力を背景に今の地位を得たので、
しっかりアメリカに恩返しをしなければならない。

また、アメリカに利益誘導をすれば、相当額の報酬がもらえる仕組みになっているからです。


政府がTPPを推進する本当の理由とは?
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20111010/1318251844

そして、アメリカや欧州金融危機とTPPの関係とは?
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20111108/1320758065

TPPの経緯と日本、アメリカ、ロシア、中国の思惑
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20111116/1321403069

経世会系議員の末路から見る日本の構図
http://d.hatena.ne.jp/rebel00/20111025/1319515250


人気ブログランキングへ


そして、このTPP論争は、日本の構造をキレイに浮き彫りにしてくれています。

TPPは、ハッキリ言ってしまえば、
政治家でも官僚でも、マスコミで働いている人間でも

少し考えれば、どんな人でも、アメリカには大きなメリットがあり、
日本にメリットがないという事が分かる問題なんです。

それを、承知で突き進もうと言うのですから、
TPP賛成論者は、残念ながら、全てアメリカのために働いている人間という事です。


このような人達は、任務を果たすために、様々なウソや詭弁を使って来ます。
それを、京都大学の中野剛助教授が見事に論破しています。

中野剛志先生がTPP賛成論者の詭弁を全滅させたようです


さらに、TPPの焦点をボカそうとしたり、視聴者を賛成論に誘導しようとする
テレビ番組にキレます!

中野剛志先生 マスコミにキレる!


とりあえず、野田佳彦首相の任務は、どんなに非難を浴びても、
TPPを力づくで締結することのようですが、何とか任務が失敗に終わる事を祈ります。

お隣の韓国では、李明博大統領に国を売られそうになった国民が激怒!
デモ隊が国会に侵入して、逮捕者が70人近く出ている模様です。

また野党や、アメリカに買収されていない政治家・官僚達の抵抗で、
FTAの批准が白紙化されそうな様相を呈しています。

日本でも何とかTPPをスルーしたいところです。

米韓FTA反対デモで衝突 ソウル、70人拘束
2011.10.28 23:39 [米国]
 米韓自由貿易協定(FTA)に反対する韓国の農業団体や学生団体メンバーら計2500人(警察推計)が28日、ソウル市内にある国会議事堂近くで集会を開いた。デモ行進した参加者のうち一部が議事堂敷地内に乱入、警官隊と激しく衝突し約70人が拘束された。
警察は放水車も使ってデモ隊を排除した。
米議会は12日、韓国など3カ国とのFTA批准に向けた法案を可決。オバマ大統領は21日に法案に署名し、同法は成立した。
韓国では、政府と与党ハンナラ党が今月中に国会で批准同意案を通過させることを目指しているが、最大野党民主党などが反対し、困難な情勢になりつつある。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/kor11102823400003-n1.htm


※1クリックお願いします!
クリックする事で、より多くの方にこの記事を読んで頂けます。

人気ブログランキングへ